2025.07.28 YTGATEのストーリー

“ルールを作る側”の楽しさを実感中。裁量ある環境で、挑戦を続けたい

多様なキャリアからスタートアップへ。決め手は「この人と働きたい」

YTGATEで働くメンバーの想いやキャリアを掘り下げる、社員インタビューシリーズ。今回は、広報部をゼロから立ち上げる上村歩さんが登場。多様なキャリアを経てスタートアップに飛び込んだ彼女が、挑戦の中で見つけたやりがいとは?その想いに迫ります。

―― これまでのご経歴について、簡単に教えてください。

上村:現在、YTGATEで広報を担当している上村(うえむら)です。入社してからはまだ日が浅く約1ヶ月半ほどが経ちました。

これまでのキャリアはかなり多様で、少し変わった経歴かもしれません。高校卒業後、19歳からフリーランスとして、ライター、調理師・出張シェフ、店舗運営、秘書、広報PRなど、複数の職種を横断的に経験してきました。その後、広告代理店に入社し、営業チームの業務を円滑に進めるための社内プロジェクト推進や、人材開発・研修設計、自社マーケティング施策の立案・実行など、幅広い業務に携わってきました。

 

――さまざまな職種を経験されているのですね。YTGATEに入社されたきっかけは何だったのでしょうか。

上村:前職に在籍していた頃、隙間時間で参加していたアクセラレータープログラムがきっかけでした。フリーランスとして収入を伸ばしていくには頭打ちを感じつつも、会社員としての固定的な枠組みにも違和感があり、今後のキャリアを模索しているタイミングでした。様々なスタートアップと関わる中で、「スピード感があって裁量もある、こういう環境のほうが自分に合っているかもしれない」と感じるようになりました。2025年に入ってから本格的にスタートアップ界隈を調べていたところで、ちょうどYTGATEの採用担当の方からお声がけいただきました。

面談では、現在の上司である取締役の山本さんとお話したのですが、「この人と働いたら絶対に成長できる」と思えたことが決め手になりました。

スタートアップらしさと“安心感”の両立

―― 現在YTGATEでどのような業務を担当していますか?

上村:会社の認知度を上げることが私のミッションで、広報業務全般を担当しています。まだ立ち上げフェーズにあるため、広報の仕組みそのものをゼロから構築している段階です。

具体的には、PR体制の構築をはじめ、プレスリリースの作成や取材対応、SNS運用、オウンドメディアのディレクション、PR施策やイベントの設計、最近は採用広報にも取り組み始めました。(まさか自分の話が記事化されるとは思っていませんでしたが…笑)

前職の大手企業では、情報発信ひとつとっても確認フローが多く、「今出したい情報を、今出せない」といったもどかしさを感じることが少なくありませんでした。また、部署間の調整や縦割りの組織構造にも苦労しました。

一方、YTGATEでは必要な調整はありつつも、自分の裁量で意思決定できる場面が多くあります。「自分の手で仕組みを動かしている」という実感があり、それが大きなやりがいになっています。

 

―― スタートアップに対して、入社前はどんなイメージを持っていましたか?

上村:正直、「スタートアップ=不安定」という印象はありました。たとえば収入面や労働環境が厳しいのではないか、とか、毎日夜遅くまで働くことになるのでは、といった漠然とした不安もありました。これまで自由に動いていた私にとってはハードルに感じられましたが、実際にはそういったイメージとはいい意味でギャップがありました。

まず、金融機関からしっかりと融資を受けていて、資金面の基盤が整っていることに驚きました。働く環境としても、大手企業と変わらない水準で安心して働けています。

雰囲気もとてもフラットで、入社初日から「ランチ行きましょう」と自然に誘ってもらえました。基本出社の女性社員は今のところ私ひとりなのですが、社内は温かく、特に働きづらさを感じたことはありません。たまに「女子会やりたいな〜」と思うくらいですね(笑)

広報として“ゼロからつくる”難しさと楽しさ

―― 広報という仕事の中で、特にチャレンジングなことはありますか?

上村:やはり「ゼロからつくる」ことですね。広報の仕事は、報道関係者だけでなく、社内外を含むあらゆるステークホルダーとの信頼関係づくりが欠かせません。これまでPRで関わった企業は、すでに会社としての実績やネームバリューがあったので、その土台に助けられることも多かったのですが、今はそれが少ない状態からのスタートです。YTGATEの存在意義やビジョンをどのように伝え、「応援したい」「取り上げたい」と思っていただけるか。そうした広報活動をどう設計し、どの順序で展開していくべきか、日々試行錯誤を重ねています。

 

―― たしかに、実績がまだ少ない中で信頼を得ていくのは難しそうですね。

上村:そうですね。でもその分、「自分のやったことがそのまま会社の基盤になっていく」という実感があり、チャレンジングでありながら、非常にやりがいを感じる部分でもあります。

スタートアップに飛び込んで感じたのは、仕組みや制度がまだ整っていない分、自分自身がどう動くかがすべてに直結するということです。

以前は、あらかじめ決められたルールに従うことが求められる環境で、「これって本当に必要?」と疑問を感じながらも従う場面が多くありました。時には、自分なりに工夫しようとしたことが“型破り”と受け取られ、周囲と温度差を感じることもあったんです。でもYTGATEでは、そうした“枠にとらわれない動き方”をむしろ歓迎してくれる空気があって、「ここなら、自分らしく働ける」と思えました。今はむしろ“ルールをつくる側”として、自分の経験を活かしながら、必要な仕組みだけを選び取って整えることができています。

広報という職業の性質上、「これをやれば必ずこうなる」といった方程式のようなものは存在しません。同じ施策であっても、その人のキャラクターや雰囲気によって、プラスにもマイナスにも働くことがあります。社員をメディアに露出させる際のトーンや見せ方、社内での立ち回り方なども含めて、“やりすぎず、やらなさすぎず”の絶妙なバランスをとることが求められます。そうしたバランスを考えるのが面白いですね。

ゆくゆくは、自分でも事業をつくれる人に

―― 上村さんの今後のキャリアプランや目標などを教えてください。

上村:YTGATEでは、広報だけでなく、マーケティング、営業、財務など、さまざまな部門にまたがって学べる環境があります。これまでのように「自分の役割をこなす」よりも、「会社をどう育てるか」という視点で考えられるようになってきました。

将来的には、私自身も事業をつくる側にチャレンジしてみたいという思いがあります。だからこそ今は、「吸収できるものは全部吸収する」つもりで、貪欲に学んでいます。

 

―― 最後に、これからYTGATEに入社する方や求職者の方にメッセージをお願いします。

上村:会社の看板に頼らず、自分の力で挑戦し、その結果として報酬も得られる。そんな環境は、実はとても貴重です。
「自ら考え、動くこと」にワクワクできる方にとっては、これ以上ないフィールドだと思います。

私自身、「仕事は与えられるものではなく、自らつくるもの」という言葉を日々自分に言い聞かせながら、奮闘する毎日です。
決して楽な道ばかりではありませんが、その分、得られる実戦経験やリアルな学びは、他では味わえない価値だと感じています。

会社の肩書きではなく、「私個人」として評価される存在でありたい——そんな思いを持つ方には、きっと共感いただける環境だと思います。
そんな方と、ぜひ一度お話してみたいです^^